SAAに向けてAWSを勉強していて、ROAとかBGPとか聞き覚えのない単語が出てきて、気になったので、ザックリ調べてみました。
ROA (Route Origin Authorization)
BGPで使われるAS番号と、 IPアドレスの組み合わせに対して、 それが正しい組み合わせであることを示す電子署名が施されたデータです。 ROAは、数多くのBGPルータ同士でインターネットの経路情報を交換する際に、 経路情報の正当性を確認できるようにすることを目的としています。
とあります。
要は、AS番号とIPアドレスの組み合わせが正しいことを示すデータということ。
また、「ROAはRIRを介して作成され、アドレス範囲、そのアドレス範囲を公開することを許可されたASN、及び有効期限なども含まれる」とのこと。
この時点で初学者の私には聞き覚えのない言葉がいくつかあるので、それに関しても整理しておきます。
RIRとは(Regional Internet Registry)
地域インターネットレジストリ 地域インターネットレジストリは管轄地域において、インターネットリソースの配分と登録を管理する組織。 現在5つのRIRが組織されている: American Registry for Internet Numbers は北アメリカを担当。
ASとは
「Autonomous System」の略で、「自律システム」とも呼ばれる。 ASは、 統一された運用ポリシーによって管理されたネットワークの集まりを意味し、 BGPというプロトコルにより接続される単位。 AS間で経路情報の交換を行うことにより、 インターネット上での効率的な経路制御を実現する。
つまり、ネットワークの集まり。
ちなみに、ASNとは
ASNとは、ASに一意に振られる番号。
BGP とは
「Border Gateway Protocol」の略。現在のインターネットにおいて、ISPなどの相互接続時にお互いの経路情報をやり取りするために使われる経路制御プロトコル。EGPの一種。
EGPの一種。と聞いてもピンとこないので、引き続き調べてみると、
そもそも「ルーティングプロトコルとして大きく、IGPとEGPの2種に分類できる」みたいです。
IGPとEGP
・IGP(Interior Gateway Protocol)・・・IPネットワークにおいて AS内部での経路情報の交換に利用されるルーティングプロトコルの総称。
・EGP(Exterior Gateway Protocol)・・・EGPとは、複数の独立したネットワークを接続したTCP/IPネットワークにおいて、ネットワーク間の経路情報を通信機器間で交換する手順を定めたプロトコル(通信規約)
で、話を戻して、BGPとは「独立したネットワーク間で情報交換する手順を定めたEGPの一種」ということみたいです。
参考サイト
https://wa3.i-3-i.info/word12234.html
https://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/bgp.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/Interior_Gateway_Protocol
あまり深追いせず、あくまでザックリ整理してみました。
間違え等ありましたら、ご指摘頂けると幸いです。